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カワイイがつまっていないブログです。

アホと天才、アニメを観る視点まで違う話

「受験、舐めんな」

これ実は、キュンッ♡キュンッ♡胸を刺激する恋愛青春アニメを観た、ある人の感想なんです。

 

 

この感想を言い放ったのは、私の妹。そして彼女が観たアニメは、2017年10月から放送されたJust Because!

私的には、恋する気持ちをどこか遠くに置き忘れてしまった女性(私)の心をもキュンッキュンに潤わした「おキュンが過ぎる」アニメだったんです。

観る人の人生経験値がこうも観方に影響するのか…、と感じたので、試しに「受験舐めんな」視点でこのアニメを観てみることにしました。

 

コツコツ努力家が放つ、「受験舐めんな」の説得力

視点を変えて観てみる前に、私たち姉妹のことを少しだけお話します。

私の妹は、算数の宿題がめんどくさくて答えを丸写しした姉とは対照的に、毎日コツコツと学校の宿題や予習復習に向き合う努力家です。

そんな妹は、受験勉強もめちゃくちゃがんばっていました。姉と母が空気も読まずTVを観て大爆笑するなかでも、志望校合格のために努力を重ねていました。

「おキュンが過ぎる派」の姉はというと、思いがけず推薦で大学に合格したため、勉強を早々に離脱。自由登校期間は、家にこもって銀魂を観る生活を送っていました。

このように同じ家庭環境で育ったにもかかわらず、勉強に向き合う姿勢が全く異なる姉妹です。

 

そんな賢い妹と私には、アニメやマンガという共通の趣味があり、よく話題にあがります。 

『Just Because!』が話題にあがったのは、2017年冬アニメの名作について話していたとき。受験勉強にしっかりと向き合ってきた妹にとって、受験シーズン真っただ中の高校3年生たちの恋愛を描いたこの作品のキャラクターたちは、息抜きしすぎているように見えたそうです。

 

本当に遊びすぎているのか?「受験舐めんな」視点で『Just Because!』を観てみた

 

とはいえ、私の中では「おキュンが過ぎる」アニメであることに間違いなかったので、一度妹の「どれくらい息抜きしてるか」という視点で『Just Because!』を観返してみることにしました。

ちなみに主人公は泉瑛太くんですが、今回は受験へのストレスがもっともたまっているであろうヒロイン 夏目美緒ちゃんを中心に、登場人物たちの動きを追っていきます。

 

第1話 On your marks! ~無神経すぎる、友人~

1話 On your marks!

物語の季節は、1ヶ月後に受験が迫っている冬休み直前、終業式。美緒ちゃんは、予備校があるからとカラオケの誘いを断り、面談の合間時間には参考書で知識の補完をして勉強に励んでいます。しかし、専門学校への進学が決まりカラオケで遊んでいる友人から送られてきたLINEに「私だって遊びたい!」と苛立ちが隠せないご様子です。

いやいやいやいや…。友達無神経すぎません?受験生やぞ、相手。

 

第2話 Question ~センター試験1ヶ月前だろうと、息抜き大事!~

Question

 

時は少し進み、クリスマス。美緒と瑛太は、共通の友人 相馬陽斗の告白ミスというヘタレっぷりに巻き込まれ、彼の想い人森川葉月と一緒に水族館へいくことに。

実は、相馬のことが中学の頃から好きな美緒ちゃん。好きな人のお願いだし、聞き入れてしまったのでしょう。でも時期は、センター入試まで1ヶ月を切っているであろうタイミングです。だ、大丈夫?

いや、でも努力しているみたいだし、息抜きも大事! きっと、だいじょーぶ、だいじょーぶ。

 

第3話 Andante ~そろそろ切ろうか、LINEの通知~

Andante

 

美緒ちゃんは勉強の合間に瑛太へLINEを送り、返事がないことに苛立ちを覚えているご様子。とりあえず今目の前の問題を解く方が大事なんじゃないかな…?

そんなとき後輩 小宮恵那から、「相馬に連絡が取りたい」とLINEがきます。美緒ちゃんは、好きな相馬へ連絡することに抵抗を感じ、瑛太に彼への連絡を依頼。瑛太と待ち合わせたところに恵那がやってきて、実はこのお願いが「瑛太を撮った写真をコンクールで使用したい」というものだったと判明します。

ふたりの話し合いが行われたファミレスにも同行する美緒ちゃん。その優しさは、受験を目前に控えた今いらないかも…。でも、「私は予備校あるから先に帰るね」って言って離席したし、大丈夫でしょう!

ん? 予備校の勉強ブースでもLINEのやり取りしてる…? その鳴り止まない通知、切ったほうが良いんじゃないかな…。でも、息抜きも大事だもんね!

 

第4話 Full swing ~もはやチャレンジャーだよ、美緒ちゃん~

4話 Full swing

 

年の瀬を迎えた美緒ちゃんのLINEに、相馬から初詣のお誘いが届きます。美緒ちゃんもさすがに断…、「了解」のスタンプ送っちゃいました…。 人が集まる神社というインフルの巣窟に、受験生が行っちゃダメだ~~!!!

しかし美緒ちゃんは、相馬の恋心に配慮して「受験」を理由に初詣をドタキャン。一安心と思ったら、瑛太とは初詣に行くみたいです…。

でもまあ、神に祈りたくなる気持ちは分かるような気がします。私も美緒ちゃんの合格を祈願するよ!

あ、でも、おみくじは引かないほうがいいんじゃないかな…? ほら「ビミョ~」って言ってるし…。でも引いたのは恋愛みくじで、今は受験が第一って言ってるし、大丈夫だよね!

 

第5話 Rolling stones ~新たな一歩を踏み出す美緒ちゃん、頑張れ~

5話 Rolling stones

激動の冬休みが明け、センター試験を翌週に控えた3学期が始まりました。実は相馬への想いの件で瑛太と言い合いをして、気まずい美緒ちゃん。言い過ぎたと瑛太に素直に謝る彼女は、相馬への気持ちを「すこしハッキリさせる」と宣言するのでした。

 

第6話 Restart ~あれえ、美緒ちゃん、あれえ♡~

6話 Restart

美緒ちゃんは宣言通り、中学時代からずっとこじらせていた片想いを彼女なりの形で相馬に伝え、気持ちに整理をつけます。

そして、予備校からの帰り道。美緒ちゃんは、降りたバス停の先に瑛太と恵那の姿を見かけます。ふたりの仲良さげな雰囲気に 「なんで…」 と声を漏らす美緒ちゃん。

あれ? あれぇ♡♡♡

 

第7話 Snow day ~好きにならないほうが無理じゃない?~

7話 Snow day

 

センター試験当日を迎えた美緒ちゃんは、大雪による交通網への大打撃に見舞われ、駅でへたり込んでいました。そんな彼女の目の前にあらわれたのは、瑛太!! こんなん好きにならないほうが無理やん。

タイミングよく上下線が復旧し、試験時刻も天候を配慮し遅れて開始することが判明したため、瑛太から日本史の問題を出してもらいながら試験会場へ向かいます。こんなん好きにならないほうが無理やん。

試験が終わり、帰宅する車内で見かけた中学生カップルの無愛想な男の子をみて瑛太を思い浮かべる美緒ちゃん。もう、好きやん。

しかし、ひそかに芽生えた気持ちは、もう1つありました。なんと後輩小宮も瑛太を好きになってしまった様子。美緒ちゃんは、「デートに誘ってもいい?」という小宮の言葉に、「ダメ…」と応えます。もう、好きやん~♡

 

第8話 High Dynamic Range ~アクティブ小宮に焦る~

8話 High Dynamic Range

 

センター試験が終わった美緒ちゃんは、みんなで森川の家であたたかい鍋をつつきながら穏やかな時間を過ごします。そんななか瑛太のスマホには、小宮からデートのお誘いが…。美緒ちゃん、先越されてるよ!

瑛太が小宮と出かけるその日、美緒ちゃんはタイミングがいいのか悪いのか、ふたりとバッタリ遭遇。デートにこぎつけた小宮に「ダメって言ったのに」と小言を漏らします。

さらに小宮はデートを一通り楽しんだ帰り道に、瑛太へ「写真のコンクールで賞をとったら、先輩に告白する」と告白を宣言! 美緒ちゃん、小宮サイド進んでおりま~~~す!!!

 

第9話 Answer ~おや?その手に取った赤本は??~

9話 Answer

 

瑛太が小宮の告白宣言に悩んでいるころ、美緒ちゃんはお母さんと担任に進路相談をしていました。さらに書店では、瑛太が入学する予定の大学の赤本を手に取っているではありませんか!おやおや♡

さらに、さらに! 森川から「相馬のことが好きなのでは?」という問いにも、美緒ちゃんは「ちゃんと好きな人いるから」と瑛太への気持ちを明確に口にします。ハッキリ言いましたね~♡

 

第10話 Childhood's end ~本気の涙が、美しすぎて~

10話 Childhood’s end

「私、完璧本気じゃん!」

 

第11話 Roundabout ~最終話目前のすれ違い、やめて~

11話 Roundabout

 

受験勉強にラストスパートをかける、美緒ちゃん。

そんな美緒ちゃんを差し置いて、ついに小宮は瑛太へ「大学に受かったら、返事を聞かせて」と告白! 実は、瑛太は推薦で進路が決まっているにも関わらず、美緒と同じ大学の一般入試を受けるために勉強をしていたのです。

このままだと、せっかく変えた進学先ですれ違いが…。頼むから、もうこれ以上のすれ違いはやめてくれ~~。私が言いふらしていいなら言いふらす! 

 

第12話 Get set, go! ~既読がついた、その瞬間~

12話 Get set, go!

 

美緒ちゃんと瑛太は、お互い想い合っているのにすれ違いが続いたまま、卒業式を迎え、大学へと進学します。もう、見ているこっちがつらい。

大学生になった瑛太が眺めるスマホには、卒業式の日に美緒へ送った、既読がつかないままのLINEが残っていました。そこに桜がひらりと舞った瞬間、既読の文字がつきます。そして瑛太の後ろには、美緒の姿が…。

実は瑛太、一般入試で受けた大学に落ちていたのです。そして美緒ちゃんはというと、進路変更した大学に無事合格。

高校時代のすれ違いは、大学入学とともに解消。「泉を追いかけてきたわけじゃないから」と、美緒ちゃん。ふたりはお互いへの想いを伝えあうのでした…。

 

よかった~~~!!!結ばれた~~!!!ハッピーエンド~~~!!!

いいアニメだった~~~!!!ありがとう~~~!!!

 


…あ。

最終的に「受験舐めんな」視点忘れて、普通に楽しんでた、私。  

 

難しいけどおもしろい、「視点」を変えて観るアニメ

「青春恋愛アニメって、心潤うな」

結局普段通りに楽しんでしまって何の検証もできなかった私ですが、この結論だけは出せました。

 

ちなみに「受験舐めんな」と思った妹は結局、『Just Because!』を最後まで見届けなかったそうです。たとえ妹がこのハッピーエンドを観ていたとしても、私と同じような感想は持たなかったでしょう。「こんなにうまくいくはずない」くらいは言いそうです。

 

それにしても、1つの作品を「ちょっと観方を変えてみよう」と意識するだけで、見えたり得られたりする情報が全然違うんですね。

 

アニメに限らずどんなコンテンツも、受け取り手がどんな視点をもっているかで、感じることは大きく違ってきます。その違いには原則、良いも悪いもないはずです。少なくとも、他人にあれこれ言われることではないと思います。

アニメに関していえば、途中で観るのをやめてしまう人がいてもいいし、クソアニメと酷評する人がいてもいい。逆にそのクソアニメを名作だと称える人がいてもいいのです。

 

いろんな視点で見る人がいるからこそ、そのコンテンツはより面白くなるのではないかと、今回の検証にはならなかった検証を通して感じました。

 

あと、こんな変なことをせずとも、『Just Because!』はとてもいい作品なので、ぜひ観てみてください!

 

Just Because! 第1巻<初回限定版> [Blu-ray]

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